働き方

【そもそも働くことの意味】

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そもそも働くことの意味を考えたことはありますか。現代社会において、様々な働き方が出てきました。働くという言葉の持つ意味を知ることで、働くことの大切さを実感することができるでしょう。

■働くという言葉の意味

「働く」という言葉をgoo国語辞書で調べてみると、以下の7項目が書いてありました。
・仕事をする。労働する。
・機能する。また、作用して結果が現れる。
・精神などが活動する。
・悪事をする。
・文法で、用言や助動詞の語尾が変化する。活用する。
・動く。体を動かす。
・出撃して戦う。

今回は仕事や労働と紐づけをしておきたいので、働くを「仕事をする、労働する」と定義することにします。

■「仕事」「労働」とは

「仕事」をgoo国語辞書で調べてみました。

・何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
・生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
・したこと。行動の結果。業績。
・悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。
・(「針仕事」の略)縫い物。裁縫。
・力学で、物体が外力の作用で移動したときの、移動方向への力の成分と移動距離との積。

続いて「労働」はこのような内容でした。

・からだを使って働くこと。特に、収入を得る目的で、からだや知能を使って働くこと。
・経済学で、生産に向けられる人間の努力ないし活動。自然に働きかけてこれを変化させ、生産手段や生活手段をつくりだす人間の活動。労働力の使用・消費。

2つの言葉から整理すると、生計を立てる手段が「仕事」であり、収入を得る目的でからだや知能を使って働くことが「労働」であることがわかってきました。つまり、相手が求めることに対して結果を残した時点で「仕事」となり、それに対する報酬を支払われるのですが、働く場所や相手の組織といったところまで踏み込んでいない点もポイントです。

■企業に就職することを前提に、働くことを学生生活から学ぶ

高度成長期では学業を卒業して社会人になるとき、ある会社組織へ入社することが当たり前で定年と位置付けられた年齢まで在籍する「終身雇用」という制度の下で会社組織へ属することが一般的に「働く」とされてきました。しかし、バブル崩壊以降、早期退職といったリストラが起こるようになり、今日に至るまで働くスタイルに変化が生じています。

子どもの頃を思い返してみてください。小学校と中学校で過ごしてきた義務教育の9年間、ひとつの教室で複数人で一緒に授業を受けてきました。運動会や体育祭では、学年全員で行進練習をした経験があると思います。全員の手と足の動きが一糸乱れぬように、学校の先生から指導を受けていませんでしたか。もうこの頃から、どこかの団体に所属する前提で社会活動ができるように指導を受けていたのです。指示通りに出来ていれば、学校の先生から怒られることはありません。

実際、私はある中学校から進路指導について講演依頼がありました。生徒たちに職業イメージを持たせる目的でしたが、あくまでも「企業に就職すること」が前提。その中学校には「自由に働いても良いというようなメッセージを出すと思います」と伝えたところ、帰ってきた言葉は「今回の依頼は無かったことでお願いします」ということでした。

学校教育の頃から、私たちには集団の意識が刷り込まれていました。個人としての可能性は児童や生徒に芽が出始めても、よほど才能が認められない限り、否定をされますが、社会へ出れば個人に様々なことを求め、学校教育との大きなギャップが起こるのです。

■自分の行動や成果が報酬として支払われるために責任が生じる

学校生活に別れを告げて社会人となった時点で、どのように働くことと向き合えば良いのでしょうか。

学校生活においては、授業を受けてテストで結果を残せば成績が良いと評価されます。言い換えると、受け身の姿勢で臨んでいれば問題が起こる事はありませんでした。しかし、社会に出て「働く」となれば、どういう立場であれ社会の一員として様々なことが求められます。

これまでのように誰かがお膳立てをしてくれて、そこに受け身で取り組むのではなく、目的を成し遂げるために自らが設定し、常に「自分で考えること」が必要になります。そこが学生生活と社会で働くことの大きな違いです。

高校や大学では学費を支払って通学しますが、社会に出ると自分の成果がそのまま報酬として支払われます。つまり、自分が実施することに対して責任が生じるのです。責任を持って行動するということは、自分で考えながら様々なことに対応していかないとなりません。

そのためにも、学生時代から常に「自分で考える」ということを意識して取り組んでみてください。社会人であれば、今からでも遅くありません。もっと言えば、どんな時でも「当事者意識」を持つことです。仕事において直接関係なくても、当事者意識を持つことで仕事全体を把握する。周りを見ながら行動することの大切さを、常日頃から意識することで違う景色を見ることも可能です。そのような角度から「働くこと」の意味がわかってくるのではないでしょうか。

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